ROOTWATSOCKS
rootwatsocks(ルートワットソックス)
僕たちは岐阜県を流れる清流長良川の中州で靴下を作っている。日々日常的に百貨店、専門店、そして数々のスポーツブランドソックスの開発と製造をしている。ふと立ち止まり自分たちのものづくりのルーツを考えてみた。戦後、祖父が創業した時代は 物がなく、とにかく靴下を作れば皆に感謝された。親父の時代には大量生産が求められ、同一規格での生産技術と効率で日本と共に成長した。僕らは自身も傾倒したアクティブスポーツ向けの機能的な靴下を作る事で、プロフェッショナルな方々にも満足してもらえる靴下を作っている。創業80年もの時間を経て、非常にありがたいのは国内には数少ない靴下一貫工場と、あらゆる靴下の製造を実現することのできる機械設備。なにより国内トップレベルの靴下技術開発力だ。ではこの先はどこへ向かうのだろうか。目の前に流れるのは清流長良川。物心ついたときから当たり前のように長良川が流れていた。生活の中心は常に長良川。河川ではBBQを楽しみ上流域でのCAMPも格別。冬になれば水源である大日岳ではスキー・スノーボードも楽しめる。川で遊び泳ぎそして釣りを楽しむ人々。腰までつかって鮎の友釣りをしている鮎師。渓流では腰、いや胸まで浸かりながらもあまご、岩魚を狙うアングラー達。彼らの足元はいつも過酷だと考えた。長時間水中で活躍するウェーダーは冷たい川の水で足元が冷えるまた気温の高い時にはウェーダー内は激しく蒸れる時には嫌な臭いも発生する。渓流でのウェットウェーディングスタイルでは靴下が濡れ不快な思いもする低体温症にもなるかもしれない。足元が快適であればもっと歩けるもっと登れるもっと釣れるだろう。そんな長良川をフィールドとするアングラーの足元を支える靴下を作りたいと考えた。長良川のアングラーの悩みをするために選んだ素材は二つ。一つ目は長良川中流域美濃地方で古くから親しまれた美濃和紙だ。美濃和紙は洋紙と異なり水につけて溶けるようなことは一切ない短い繊維を敷き詰めて並べる用紙と違い、長い繊維を絡めて作り上げる美濃和紙には強度がある。一枚の美濃和紙を細くスリットし一本の糸に撚糸する技術も長良川流域の地元企業の技術の賜物。薄くて強い美濃和紙本来の強度をいかんなく発揮する和紙糸が完成した。美濃和紙糸を使って腰のあるヘタらないループ編みで作られるソックスは水に濡れても足とシューズの間に中空層をつくることで濡れ感を軽減してくれる。和紙本来の機能である速乾性もあり、乾きやすい。また多孔質性能を持つ和紙からつくられた和紙糸は備長炭のごとく匂いを吸着することで天然の消臭効果もある為、嫌な臭いも気にならない。古くから日本家屋の襖や障子に使われていることでもわかるように圧倒的な通気性と吸湿性そして保温性にも優れた美濃和紙糸。そんな一風古風ではあるが、実は高機能素材である和紙糸を使うことでアングラー達の足元の悩みを解消することが出来ると考え完成させた「WASHI HYBRID SOCKS」もう一つの素材は“尾州メリノウール”だ。木曽川水系で育まれた、世界の3大ウール産地と知られる尾州ウールは日本を代表するウールブランド。長良川は木曽川水系。南半球の穏やかな気候で育てられたメリノ種より厳選された18.5μという細く柔らかいメリノウールと強度を補うためのナイロンをブレンドし紡績、染色、撚糸をすべて尾州の技術者の手によって作られた完全オリジナル、最高品質メリノウール糸。このナイロンブレンドされた強度のあるメリノウール糸は保温性、吸湿性、消臭性を持ち合わせるアクティブソックスには欠かせない素材。秋口の冷たい川水に冷やされるウェーダー内の足元にメリノウールの総パイル編みソックスは効果を発揮する。通常スポーツソックスに比べ、2倍のループ高を誇る特殊パイル編みが足裏への衝撃をやわらげ、足元を暖かく快適に保つことでより釣りに集中できるだろうと開発された「WOOL HYBRID SOCKS」アングラー達へのソックス開発の思いが止まらなくなった。まだまだこの先あらゆる釣りシーンの足元へのを提案する長良川で作る、長良川アングラーの足元ソリューションソックスrootwatsocksが誕生した。
【オーナーズコメント】
rootwatsocks(ルートワットソックス)は日本のソックスブランド。メーカーの地元・岐阜の厳選素材、美濃和紙や尾州メリノウールを使って作られるソックスは極上の一品。フィッシングやアウトドアスポーツのディティールソックスを厳選された素材で作り上げており、そういったシーンでも、またタウンユース・普段使いでもお使いいただけるデザインでもあるので、ぜひ皆さまに履いてほしいソックスです。履き心地や蒸れの少なさはリピーターの数からも分かる、実績十分なブランドです。